極地119号
¥1,100
今号では「南極観測隊の衣食住」を特集企画としました。
我が国が南極観測を始めた1956年当時は、技術レベルも現在のような高機能の素材、製品が未開発で、様々な工夫によっても現地の厳しい環境から隊員の観測生活を快適にする術が限られておりました。日本の観測隊が隊次を重ねて経験を蓄積して行くと共に、市販の野外活動用の装備品の質が向上し、最新の装備が導入され、今に至りました。
そのような衣料品、国際宇宙ステーション(ISS)にまで届けられた南極観測発のフリーズドライ食品、越冬中の生活・各種観測の拠点となる建築物やその建設作業等について、具体的な話を多数、掲載しております。
また、第64次隊で越冬を終えた樋口和生越冬隊長の報告、当財団が支援している「教員南極派遣プログラム」で第65次夏隊に同行されました先生方の手記を掲載。
ジュニア会員向け記事「極地への夢」では、南極観測隊で庶務など裏方の仕事を担当したお二人の体験を執筆いただきました。